今回はゴールの臨場感の話です。
ゴールの中の自分
クライアントさんと話をしていると、思いがけない大きなゴールを持っている方もいて、こちらも気分が上がってきて嬉しいですね。もちろん、そんな大きくないゴールも生活の一部ですから大切です。
ただ、そういう大きなゴールを持つ場合一つだけ気になることがあります。
例えば、世界平和実現というゴールがあったとして、その「世界」に自分は含まれていますか?ということです。
こういうゴールはもちろん賛同しますし、応援します。ただ、この質問をして”もちろん”と答える方はいいですが、”全く考えていなかった”、といった方がいましたら少し考えてみてください。
どうしてもそのゴールに対して臨場感が出てこない場合、経験上、
自分がそのゴールの中にいない
あるいは
ゴールの中で自分の役割がない
ことが多いです。
臨場感
そこで再び質問です。
自分の5感すべてを使ってゴールをイメージできていますか?
現実の外のゴールなんだからイメージできるわけない、と思うかもしれません。でも、自分もその目指す世界の一部分です。こういう視点からゴールを見ると、その世界の中に入ることができで、臨場感を上げることができます。
こんな時私がよくやることは、ゴールを達成した後の一日のスケジュールを描いてみます。どこで寝ざめて、誰と、何をするか、ルーチンで何を続けているか、などなど。
このイメージができてくると、よりリアリティが増してきます。
未来思考
コーチングはカーナビと同じで行先を入力すれば目的地/ゴールに行けます。どちらも正確に行先を入力する必要があります。
どれだけゴールが正確に描けるかというのが、ゴールに臨場感をどれだけ持てるかということで、ここから逆算して今があります。
未来思考という考え方になりますが、先から見た今の自分を見るようにすると、この時よりはここが成長しているとか、こんなことも挑戦してたなとか、今の時点での過去を見るように感じられることがあります。未来に仕掛けを置いてあった、というイメージです。
以前、気功の先生に今を生きるためのエネルギーは未来から来る、と言われたことがありますが、明日への希望やゴールがないと確かに生きていても楽しくないですね。
これも未来思考の一つで、コーチングでもこの考えに行きつくものだなあと思います。良くも悪くも、未来のゴールに引っ張られてしまっている感じですね。
楽しい人生のために未来の、ゴール達成した臨場感を全力で実感することを楽しんでください。
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