大きなゴールの臨場感

今回はゴールの臨場感についての話。

小さいゴールからだけでなく、高く、大きな視点で見るということについてです。

 

高い臨場感を持つ

ゴールの達成には、エフィカシーが高い状態=根拠のない自信が大事で、これを高めるためには、

ゴールに対する臨場感を上げるか、

小さな自信を積み重ねること

の2つが取り組み易く、前回は、小さな自信について記しましたが、今回は逆、つまり大局から見て、臨場感を高めることについての話です。

自信を持つ根拠

人間は結構謙虚なもので、根拠がないと自信を持てないという方は多く、それが普通かと思ってました。

でも、根拠って何でしょう?

人間はこれまでの記憶でできています。記憶というのは自分の体験や経験を通じて残った情報です。そう考えれば簡単、

不都合な情報を捨ててしまえばいい

あるいは

別な情報に書き換えてしまえばいい

ということになります。

 

過去は関係ない

ゴール設定に過去は関係ないとよく説明はするのですが、ある法則があり、これを根拠としてもいいかなと思います。

マルコフ過程という確率の数学用語があるのですが、これは未来の挙動が現在の値だけで決定され、過去の挙動と無関係であるという性質を持つ確率過程、と説明されています。具体例としては、天気の推移、マーケットシェアの推移、人口推移、機械の状態推移などが挙げられます。

物事はかなりの事が確率的と考えられるので、分かりやすく言うと

今決めてやろうとしたことと、過去何やってきたかは全く関係ない

世界があるということ。こんな世界に自分もいるんだと決めてしまえばいいだけです。

行動に関する考え方

今これからやろうとしていることに対して、考えは2つに分かれると思います。

1)これまでうまくいっていたのだから できる

2)これまでうまくいってなかったのだから できない

できる派は、

うまくいっていたというのは上で言ったように、過去が未来を保証してないので根拠がない。でも自信がある。

できない派は、

過去と関係ないのに根拠はないけど自信がない。

 

どちらも根拠なしで判断しているのと同じことで、そこに自信があるかないか、というだけの違いになります。

 

自信がない場合は、前回の小さなゴール達成に視点を向けて、日常的に楽しんで、少しずつ自信を高めていくのも手です。まずは一歩から。

 

 

 

ビジュアライゼーション

で、これが今回の本題なのですが、

自信があり、すでにどうしても達成したいゴールがある人、つまり、エフィカシーが高い人は、徹底してそのゴール達成する前後の事を明確に意識しましょう。

その時使うのはビジュアライゼーションです。

その時見える風景、

誰と一緒にいるか、

その時の服装は、

その日に食べたものは、

その時持っているものは、

などなど、想像してください。

 

よくビジュアライゼーションと聞くと何が見えるか、にしか意識が行かない方もいますが、それだけでなく、五感でも六感でも全ての感覚を働かせ、

何が見えるか-視覚、

何が聞こえるか-聴覚、

どんな手触りか-触覚、

どんな味か-味覚、

どんなにおいか-嗅覚

第六感としては、インスピレーション直感霊感

を含め、更に

その時の気持ちの高ぶり

感じている期待感

など気持ちも想像できれば、かなりゴールの臨場感が高まり、エフィカシーもより高まります。

脳がその気になって現実の外のゴールが自分のものになってきます。

瞑想というほどではなくても、1日5分でもいいので、続けることが重要です。

ゴールやバランスホイールを見ながら想像してみると少しやり易いですね。

タイミング

朝起きたときや、寝る前など安静なとき

あるいは

成功したり失敗するなど感情が動いたとき

などが、おすすめのタイミングです。

無理にポジティブに考えるのではなく、映画を見るように、こういった人生もあるなあ、でも主人公は自分と客観的にみられると続けられます。

理想の一日

それでもあまりうまくできない場合、私は、少し別の角度で調整しています。それはゴール達成後、理想の1日に何をやっているか意識することです。

具体的には、朝起きてから寝るまで24時間分の一日のスケジュールを書き出します。

 

ゴール達成のために続けているルーチンの作業はいつ行うか。

職業の場合は、どんな種類の仕事をするか、どんな人に会う、どこに行く、午前、午後は何をするか

趣味の場合は、職業が片付いた後に、あるいはその合間に、ジムに行く、明日の旅行の準備

などなど、理想の一日はどうなっているでしょうか。

 

私の経験では、なんとなく一日で午後のここら辺の時間が充実していないなと思うことがあるのですが、上記のようなスケジュールを作っていると、不思議なものでその時間帯の予定が、休憩を入れようとしてもなかなか埋められない。

何かしら潜在意識で拒否していたのかもしれませんが、その時間を埋められると不思議と充実した1日が過ごせるようになってきました。

 

この他に、達成時の写真やゴールを書いてある紙を携帯したり、壁に貼ったりなど、あります。

こういうゴールに関わることの取り扱いで気を付けることは人に見せないということ。

これはドリームキラーの話にもなるので次の話題にします。人に見せること前提で持ったり、貼ったりしていると、人を意識していつの間にか“自分が”の部分が少なくなってしまいます。

ご注意を。

 

今回は大きな、ゴールの臨場感について話を進めてきました。あなたも自分なりのビジュアライゼーションを考えて実践してみてください。楽しいですから。

前回の、小さなゴール達成で自信を持つこと

今回の、大きなゴールの臨場感を持つこと

これは、どちらかという話ではなく、どちらも並行して構いませんし、できます。遠くを見る、近くを見る、このどちらの視点も持った方がゴール達成に対してリラックスして取り組めます。私はこんな感じでやっています。

 

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